シリンダーヘッド加工の内容

バルブすり合わせ バルブ周り組立

カラーチェック
(割れチェック)
ヘッドの割れの様子
ヘッド ヘッド
ヘッド ヘッド割れ
ヘッドは長年使っていると燃焼と冷却を繰り返すうちにヘッドの弱い部分が割れてきたりします。
そういった割れを放置すると大変危険です。古くなったエンジンをオーバーホールする際には
ひび割れチェックも行うと良いでしょう。
もちろんオーバーヒートさせたならなおさらチェックすることをお勧めします。
上の写真はヘッドのノズル穴とシートリング溝の間にひび(クラック)が入った様子です。
これを放置すると割れがひどくなりシートリングが落ちシリンダー内を傷つけることになります。
クラックが発見された場合、その部品交換をする必要性があります。
平面測定
ストレートゲージ シックネスゲージ
ストレートゲージ シックネスゲージ
オーバーヒートなどさせたヘッドは変形している可能性があり、ひずみが使用限度を上待っているとガスケットが吹いてラジエータのサブタンクから吹き替えしが出たり、燃焼室に水が入り始動時にウォーターハンマーを起こすことがあります。
そうならないために平面測定をして歪を検出し、平面研磨が可能であればお勧めしております。
シートリングカット
(シートリング研磨)
中心に合わせる図 シートカットする 研磨後の様子
中心に合わせるす シートカットする 研磨後の様子
新品のバルブ または、研磨したバルブの面に対してシートリングの面を正確に合わせます。

シートリング交換
シートリングを抜いた後 シートリングと入れる溝 シートリング装着後
シートリングを抜いた後 シートリングと入れる溝 シートリング装着後
シートリングが減りすぎていて基準値以下の場合、研磨不可能なるためシートリングの交換が必要になることがあります。
研磨後バルブを入れた状態でバキューム試験を行い密封度をチェックしております。
ヘッド平面研磨
ビフォー ヘッド平面研磨中 アフター
ヘッド平面研磨前 ヘッド平面研磨作業 ヘッド平面研磨後
研磨準備 ヘッド平面研磨前 アフター
研磨準備 ヘッド平面研磨前 アフター
オーバーヒートなどにより変形したシリンダーヘッドを平らに削ります。
シリンダーヘッドにはアルミと鋳物がありすが、バイトと交換する事によりどちらにも対応しております。
基準値を超えて変形しすぎたヘッドは平面してもカムなどが焼きつく恐れがあるため新品もしくはリビルト品への交換をお勧めしております。
水圧チェック
水圧チェック 圧力ゲージ
水圧チェック 圧力ゲージ

オーバーヒートさせたエンジンのシリンダーヘッドはクラックが発生し水漏れ、シートリング落ち、変形の恐れがあるため水漏れを起こすひび割れを検出するため水圧試験をかけることを進めております。 また、水のへりの激しい症状の場合原因特定するためにもすることもあります。

ガイド交換
プレスで抜く ガイド抜いた状態 ガイド入れた状態
プレスで抜 ガイド抜いた状態 ガイド入れた状態
長期間の使用を行うとガイドとバルブ軸が磨耗してやせるためバルブが振動するためバルブとシートリングの密着が損なわれ混合気の圧縮がうまく行えなくなり、エンジンのパワーがなくなることがあります。
バルブとガイドのクリアランスが大きい物は、バルブとガイドの交換をお勧めしております。
バルブ研磨
カーボン除去 バルブ研磨風景 研磨後比較
カーボン除去 バルブ研磨風景 研磨後比較
シート研磨する際にバルブが痛んでいた場合シート面との密着がうまくできないため、バルブ研磨を行う必要があります。 研磨しすぎると使用し続けているとバルブの頭が飛ぶ危険性があるため、痛みがひどい場合、交換していただけるようお勧めさせていただいております。
ノズルチューブ交換
抜いた状態 ノズルチューブ穴 挿入図
抜いたチューブ チューブ穴 チューブ挿入
圧着用の棒 締め上げ圧着 チューブ入れた状態
圧着用の棒 締め上げ圧着 チューブ入れた状態
大型ではオーバーヒートなどによりシリンダーヘッドが変形したり、またはO-リングが劣化した際にノズルチューブより水漏れによるウォータハンマー及びラジエータへの吹き返し、エンジンオイルへの水交じりなどがおこることがあります。 原因を特定するために水圧をかけてノズルチューブが原因であることを確認して、ノズルチューブを交換させていただいております。
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